屋根下地 〜下地材にも無垢材〜


下地材として一般的な合板(ごうはん)は使いません

合板とは、薄く切った単板を重ねて熱圧接着した木質ボードのことです(右写真)。つまり、接着剤で薄い板を貼りあわせてできたものです。
一般的に合板は、屋根の下地(野地)、床の下地(剛床)、外壁の下地に使われます。91cm×182cmなど、1枚のパネルになっているので、昔のように無垢板を1枚1枚貼っていくよりも施工が簡単にできます。
しかし、ボンドで貼付けているため湿気に弱く、耐久性が低いという欠点の他、接着剤から有害物質も揮発します。
建物が完成すると目に見えなくなる部分ですので、「自然素材住宅」「健康住宅」とうたう会社でも、そのほとんどで、屋根や床の下地に合板が多用されているのが現状です。

集成材と無垢材


見えなくなる部分も徹底して無垢材で造る

イエコロジーで建築する家は、屋根の下地材にも合板を使わず無垢材を使用します。
しかも、ただの無垢材ではなく、低温乾燥させた「愛工房の杉」というものを使います。

一般的に、木材の人工乾燥は、乾燥温度60度から120度などの高温乾燥が常識ですが、私たちが使っている「愛工房の杉」は、45度の温度で木材を乾燥します。
高温乾燥は無理矢理高温で水分を吐き出させるため、水分だけでなく、木の持っている酵素や油分なども一緒に出してしまいます。乾燥する釜の壁は鉄、床は木から出た養分がヘドロのようなにたまるので、高圧洗浄で洗えるように、コンクリートで出来ているのが一般的です。

一方、低温乾燥は水分だけを出すので、壁も床も木で出来ています。(左上写真)
高温乾燥の木はパサパサ、要するに、木は死にます。
一方、低温乾燥の木は生きたまま水分のみを出すので、油分たっぷりでしっとりしています。
「人間も木も同じ生き物だから、人間が気持ちよく汗がかければ、木も気持ちよいはず」というのが、愛工房の開発の原点だそうです。
下地だけでなく、仕上げ材としても使用できる品質を持つ、この低温乾燥させた杉(左下写真)を、屋根の下地材として使用しています。

 

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